パフォーマンスの問題がある、またはパフォーマンスの問題を引き起こす可能性のあるビジネスプロセスを分析および識別するためのしきい値を設定します。
手順
- ADTで、 [ウィンドウ]メニューオプションを選択します。
- [設定]を選択します。
- 環境設定ウィンドウで、ABAP開発SQLモニタにナビゲートします。
- SQLモニターを選択します。
- 必要なSQL表示構成を選択します。
- しきい値を設定します。
- 最大実行回数(セッション内):しきい値を設定して、SQLステートメントが設定されたしきい値よりも多く実行されているかどうかを確認します。値が設定されたしきい値を超える場合、これはおそらくSQLステートメントがループ内で直接または間接的に実行されていることを意味します。これにより、潜在的なパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。SQLモニタービューは、ソースコードエディターでそのようなすべてのSQLステートメントをマークします。
- レコードあたりのデータベース時間(ミリ秒単位): SQLステートメントの実行にかかる時間は、SQLステートメントが処理する必要のあるデータによって異なります。SQLステートメントの実行には、データベース内のレコードの選択、更新、または挿入が含まれます。データの量が非常に多い場合、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。所要時間がしきい値を超えているかどうかを確認するためのしきい値を設定します。
- 最大レコード数=最小レコード数: SQLステートメントで「FORALL ENTRIES」を使用していて、SQLステートメントで使用されている内部テーブルが空の場合、すべてのレコードがデータベーステーブルからコピーされます。データベーステーブルのレコード数が非常に多い場合、このSQLステートメントによってパフォーマンスが低下する可能性があります。このようなSQLステートメントを識別するには、しきい値を設定して、データベーステーブルからフェッチされた最大レコードと最小レコードが同じ値であるかどうかを確認します。SQLモニタービューは、設定されたしきい値を超えるすべてのSQLステートメントをマークします。
- [適用]を選択します。
- [ OK ]を選択します。