DBAコックピットを使用して、すべてのテナントデータベースの診断ファイルと、SAPHANAマルチテナントデータベースコンテナ内のシステムデータベースを表示および管理できます。
診断ファイルには、トレースファイル、ログファイル、エラーメッセージ、または情報メッセージがあります。診断ファイルを使用して、SAPHANAデータベースの問題を分析できます。診断ファイルは、SAPサポートがSAPHANAデータベースの問題を分析および診断するのにも役立ちます。
前提条件
DBAコックピットを使用してSAPHANAマルチテナントデータベースコンテナの診断ファイルを操作するには、システムデータベースがオンラインである必要があります。
オフラインシステムデータベースの場合は、オペレーティングシステム管理者(ユーザー<sid> adm )の資格情報を使用してSAPHANAコックピットまたはSAPHANAスタジオを使用します。
トレースファイルの場所
デフォルトでは、システムデータベースの診断ファイルはSAPHANAサーバーの次の場所に保存されます。
/ usr / sap / <SID> /HDB <インスタンス> / <ホスト> /trace
テナントデータベースの診断ファイルは、次の名前のテナント固有のサブディレクトリに保存されます。
DB_<データベース名>