意味
HTTPリクエストハンドラはプログラム(より正確には、ABAPクラス)です。これは、Uniform Resource Locator(URL)によって識別され、着信HTTP要求を処理します。
使用する
HTTPリクエストハンドラは、HTTP呼び出しによって送信されたデータを受信して処理します(たとえば、URLにクエリ文字列情報としてコード化されています)。リクエストハンドラーはデータを処理した後、応答を作成し、それを呼び出し元に送信します。
SAPシステムをHTTPサーバーとして使用する場合は、HTTPリクエストハンドラが必要です。
SAPは、標準機能(BSP、SOAP、IDocなど)用のHTTP要求ハンドラーを提供しています。これらを個人の要件に適合させることができます。独自のHTTPリクエストハンドラーを定義することで、アプリケーションでICFをより柔軟に使用できます。
統合
これを行うには、HTTPリクエストハンドラーがリクエストデータにアクセスし、クライアントにレスポンスを送信できる必要があります。インターネット通信フレームワーク(ICF)には、このインフラストラクチャを提供するタスクがあります。
例
HTTPリクエストハンドラーを含む典型的なシナリオの例は、WebブラウザーにSAPレポートを提供するハンドラーです。HTTPリクエストハンドラは、リクエストとともに送信されるレポートの選択基準を読み取り(たとえば、URLで)、SAPシステムから関連するレポートを呼び出し、結果をHTMLに変換して、リクエストしているWebブラウザに返します。