使用する
IDocの転送が遅れると、特定のオブジェクトに属するデータを含むIDocが、同じオブジェクトに属する異なるデータを含む「古い」IDocの前に宛先に到着する可能性があります。アプリケーションは、ALEシリアル化APIを使用して、同じメッセージタイプのIDocが処理される順序を指定し、処理が繰り返された場合に古いIDocが転記されないようにすることができます。
テーブルBDSER(古いタイムスタンプ)をクリーンアップするために、プログラムRBDSRCLRを定期的にスケジュールすることをお奨めします。
前提条件
インバウンド処理の汎用モジュールはALEシリアル化APIを使用しないため、BAPIインタフェースによって生成されたIDocをIDocレベルでシリアル化することはできません。
特徴
ALEは、転記汎用モジュールが呼び出さなければならないIDocをシリアル化するための2つの汎用モジュールを提供します。
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IDOC_SERIALIZATION_CHECKを使用して、IDocヘッダーのシリアル化フィールドのタイムスタンプを確認します。
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IDOC_SERIAL_POSTを使用して、シリアル化テーブルを更新します。