使用する
BAPIを使用してALEのコンテキスト内で非同期にデータを交換する場合、次のプロセスが関係します。
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非同期BAPI汎用モジュールインタフェースが送信システムで呼び出されると、対応するIDocにBAPIコールからのデータが入力されます(アウトバウンド処理)。
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このIDocはターゲットシステムにディスパッチされます。
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ターゲットシステムでは、BAPIインポートパラメータにIDocデータを入力し、それらを対応するBAPI汎用モジュールに渡すことにより、IDocからBAPIコールが登録されます(インバウンド処理)。
BAPIを非同期インターフェースとして使用するには、分散ビジネスプロセスで使用できるBAPI-ALEインターフェースを既存のBAPI用に生成する必要があります。このBAPI-ALEインターフェースには、以下のコンポーネントが含まれます。
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メッセージタイプ、
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IDocタイプ、
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インバウンドIDocのセグメントを読み取り、対応するBAPIのパラメータを入力し、BAPIを呼び出すALEインバウンド汎用モジュール、および
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BAPIのパラメータからIDocを生成し、それをALEアウトバウンドに配置するALEアウトバウンド汎用モジュール。
BAPI-ALEインタフェースの生成中のプロセスフローの詳細については、BAPI-ALEインタフェースの更新を参照してください。
プロセス
非同期通信の流れ
BAPIを使用した非同期通信に関連する個々の手順について、以下で詳しく説明します。プロセスフローは、次のフェーズに分けることができます。
次の図は、リモートシステムでBAPIを呼び出すために必要な手順を示しています。