使用する
あらゆるシナリオで使用できるようにするには、BAPIはすべての形式の通信をサポートし、すべてのタイプの参加者が利用できる必要があります。
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同期および非同期通信のサポートBAPIは、SAPコンポーネントの同期呼び出しと非同期呼び出しの両方に使用できます。呼び出しが同期している場合、BAPIはリモート関数呼び出し(RFC)として呼び出されます。RFCでBAPIを使用する方法の詳細については、SAPライブラリのCA-BFAにあるBAPIユーザガイドを参照してください。ALEインバウンド処理は、BAPIとの非同期通信を有効にするために使用されます。送信側システムでBAPIが呼び出されると、IDocが生成され、受信側システムにディスパッチされます。IDocが受信者に到達すると、対応するBAPIのパラメータにIDocデータが自動的に入力され、BAPIが同期的に呼び出されます。BAPIの非同期使用の詳細については、 ALEサービスの使用を参照してください。
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マシンツーマシンおよびヒューマンツーマシン通信のサポートBAPIは、アプリケーションシステムの統合と、代替フロントエンドのリンクの両方に使用できます。
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アプリケーションシステムの統合は、マシン間の通信によって特徴付けられます。これは、大量のデータを交換することによって実装され、高いシステムパフォーマンスを必要とします。その結果、このタイプのシナリオに使用されるBAPIの詳細レベルは低くなります。
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代替フロントエンドの統合により、人とマシンの通信が可能になります。この目的で使用されるBAPIには、より詳細なレベルがあります。エラーのない、より柔軟な通信を可能にするように設計する必要があります。
特定の要件を満たすBAPIの開発については、 BAPI開発で説明しています。
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インターネットを介して狭義にリンクおよび結合されたコンポーネントの通信サポートCORBAやCOM/DCOMなどの通信テクノロジでのBAPIの使用に加えて、SAPBusinessConnectorを使用してインターネット経由でBAPIにアクセスすることもできます。Business Connectorは、BAPI呼び出しからXML文書を生成するか、受信XML文書をBAPI呼び出しに変換します。これにより、BAPI呼び出しをXMLドキュメントとしてディスパッチできるようになり、インターネットを介してリンクされているコンポーネントの通信が可能になります。