使用する
このセクションでは、開発したアプリケーションがSAPシステムにSAPビジネスオブジェクトとして保存されているデータを使用し、このデータにBAPIを呼び出してアクセスすることを前提としています。アプリケーションは、必要に応じて単純または複雑にすることができ、1つ以上のBAPIの呼び出しを含めることができます。
統合
BAPIは、ビジネスオブジェクトリポジトリ(BOR)でSAPビジネスオブジェクトタイプまたはSAPインターフェイスタイプのメソッドとして定義され、汎用モジュールとして実装されます。BAPI定義を実際の実装から分離すると、次の2つの方法でBAPIにアクセスできます。
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オブジェクト指向のメソッド呼び出しを介して、BORでBAPIを呼び出すことができます( BAPIへのオブジェクト指向のアクセスを参照)。
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BAPIの基礎となる汎用モジュールに対してRFC呼び出しを行うことができます(BAPIへの機能指向アクセスを参照)。
次の図に、2つのアプローチを示します。
BAPIにアクセスする方法
特徴
BAPIにアクセスするアプリケーションは、大きく2つのカテゴリに分類できます。
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ダイアログアプリケーション
ダイアログアプリケーションでは、呼び出し元は通常、メソッド呼び出しが処理されるまで待機します。たとえば、呼び出し元は、GetList()BAPI。
詳細については、「プログラミングダイアログアプリケーション」を参照してください。
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分散アプリケーション
BAPIは、アプリケーションリンクイネーブリング(ALE)で使用して、2つの分散システム間でデータを交換および複製することもできます。詳細については、分散アプリケーションのプログラミングを参照してください。
活動
使用するテクノロジに関係なく、アプリケーションプログラムからBAPIを呼び出すには、次の手順を実行する必要があります。