クラスCL_ABAP_DAEMON_CLIENT_MANAGERの静的メソッドを使用すると、ABAPプログラムがデーモンと通信できるようにすることで、ABAPデーモンを登録するだけでなく使用することもできます。
メッセージを送る
ABAPプログラムは、ABAPデーモンハンドル(IF_ABAP_DAEMON_HANDLE )のSENDメソッドを使用してPCPメッセージをデーモンに送信することにより、デーモンと対話することができます。ABAPデーモンマネージャのATTACHメソッドを使用して、クリエータプログラムの送信が有効になります。これは、メッセージの送信先となるデーモンの内部IDを備えたABAPデーモンハンドルを提供します。次に、デーモンはメソッドIF_ABAP_DAEMON_EXTENSION〜ON_MESSAGEを実行してメッセージを処理します。
ABAPデーモンのリストを取得する
ABAPデーモンマネージャのGET_DAEMON_INFOメソッドを使用して、特定のABAPプログラム(作成者プログラム)によって作成されたABAPデーモンクラスのすべてのデーモンの一覧を要求することができます。
制限と推奨事項
ABAPデーモンマネージャのメソッドを使用できるのは、ABAPデーモンのクリエータプログラムのみです。したがって、ABAPデーモンマネージャメソッドを呼び出すメソッドで構成されるラッパークラスを使用することをお奨めします。これにより、ラッパークラスのみがABAPデーモンマネージャにアクセスできます。他のプログラムがこれを試みると、例外が発生します。
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