DBAコックピットは、データとログのバックアップ、およびサードパーティのバックアップツールの構成オプションの概要を提供します。
前提条件
バックアップ構成オプション
次のバックアップ設定を構成できます。
設定 |
説明 |
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Backint設定:Backintパラメータファイル |
サードパーティのバックアップツールのデフォルト設定は、ツールのインストール時に定義されます。バックアップツールをインストールした後は、それ以上変更を加えることなく、SAPHANAデータベースをバックアップおよびリカバリできます。ただし、一部のツール構成設定を変更するオプションがあります。 サードパーティのバックアップツールで必要な場合は、データバックアップとログバックアップ用にBackintパラメータファイルを指定できます。 パラメータファイルの内容と構文はツール固有であり、ツールベンダーによって定義されています。詳細については、サードパーティのバックアップツールのドキュメントを参照してください。 サードパーティのバックアップツールのパラメータファイルは、次の場所に保存されています。 / usr / sap / <SID> / SYS / global / hdb / opt / hdbconfig / |
ファイルベースのデータバックアップ設定:宛先 |
ファイルベースのデータバックアップのデフォルトの宛先を指定します。 デフォルトでは、データバックアップは次の場所に書き込まれます。 $ DIR_INSTANCE / backup / data バックアップを開始するときに別の場所を指定できます。 各SAPHANAサービスは、ファイルシステム内の指定された場所にある個別のファイルにバックアップデータを書き込みます。 |
ファイルベースのデータバックアップ設定:最大ファイルサイズを制限する |
データバックアップファイルのサイズ制限を指定します(必要な場合)。 ファイルベースのデータバックアップの場合、単一のバックアップファイルの最大サイズを制限する必要がある場合があります。たとえば、ファイルシステムの制限が原因です。 サービスのデータバックアップファイルのサイズが特定の制限を超える場合、SAPHANAはファイルを複数の小さなファイルに分割します。 |
ログバックアップ設定:宛先タイプ |
fileは、データベースをファイルシステム内のファイルにバックアップします。各SAPHANAサービスは、ファイルシステムの指定された宛先にある個別のファイルにバックアップデータを書き込みます。 Backintは、サードパーティのバックアップツールを使用してデータベースをバックアップします。各SAPHANAサービスはBackintエージェントを開始し、バックアップデータをサードパーティのバックアップツールに送信します。 |
ログバックアップ設定:宛先 |
ログバックアップの宛先を指定します。 デフォルトでは、ファイルベースのログバックアップは次の場所に書き込まれます。 $ DIR_INSTANCE / backup / log この場所は、ファイルシステム内の別のパスまたはサードパーティのバックアップ先に変更できます。 ログバックアップ名は自動的に生成されます。データバックアップ名とは異なり、ログバックアップ名のどの部分もユーザー定義ではありません。 |
ログバックアップ設定:バックアップ間隔 |
ログバックアップの間隔を指定します。 デフォルト値は900秒です。 これは、コミットが行われたときにログセグメントがバックアップされる間隔です。ログバックアップに適切なタイムアウトを指定して、適切な目標復旧時点(RPO)でSAPHANAデータベースを復旧できるようにします。 または、 global.ini構成ファイルでパラメーターlog_backup_timeout_sを構成することもできます。 |