リモートデータベースからデータを読み取るには、DBAコックピットはそのデータベースに接続する必要があります。
SAPHANAマルチテナントデータベースコンテナのセットアップ
SAP ABAPスタックがインストールされると、ローカルテナントデータベースへの接続がDBAコックピットに自動的に設定されます。ローカルテナントデータベースは、ABAPスタックがインストールされているデータベースです。ローカルテナントデータベースは、追加の構成手順なしでDBAコックピットで監視および管理できます。
システムデータベースは、DBAコックピットで自動的に設定されません。システムデータベースを監視および管理するには、接続を手動で設定する必要があります。
SAP HANAシステムに複数のテナントがあり、基本的な監視機能のみが必要な場合は、テナントデータベースごとに接続(およびDBAコックピット構成)を作成する必要はありません。要件には、DBAコックピットのシステムデータベースへの接続のみがあれば十分な場合があります。システムデータベースへの接続のみで、各テナントデータベースの監視オプションを使用できますが、制限があります。たとえば、DBAコックピットのシステムデータベースへの接続のみでは、テナントデータベースのアラートの詳細を表示することはできませんが、テナントデータベースのバックアップをスケジュールすることはできます。
詳細については、SAPHANAマルチテナントデータベースコンテナを参照してください。
非SAPHANAマルチテナントデータベースコンテナのセットアップ
SAP ABAPスタックがインストールされると、ローカルデータベースへの接続がDBAコックピットに自動的に設定されます。ローカルデータベースは、追加の構成手順なしで監視および管理できます。
データベース接続とDBAコックピットの構成
DBAコックピットには、データベース接続またはDBAコックピット構成のデータベース接続が必要です。
一部のアプリケーションシナリオでは、データベース接続のみが必要ですが、DBAコックピット用に接続を構成する必要はありません。