Runtime Analysis

トランザクションSATを使用すると、ABAPデーモンのパフォーマンスおよび実行時分析を実行することができます。

次のセクションでは、対応するトレースファイルをアクティブ化、構成、および評価する方法を示す例を示します。

SATトレースをアクティブ化して構成する

  1. トランザクションSATを選択します(またはトランザクションSMDAEMONで、メニューバーからシステム  ユーティリティ  ランタイム分析  実行を選択します)。
  2. 選択したバリアントを作成します。
    1. [測定(測定) ]タブで、 [設定]セクションに移動し、 <バリアント>の[作成]アイコンを選択します。
    2. 次の画面で、 [<説明> ]フィールドにバリアントの説明を入力します。
    3. [期間とタイプ]タブで、[集約]のラジオボタン[なし]を選択します。
    4. バリアントを保存します。
  3. 入力画面に戻り、セクション<ダイアログ内>に移動して、プログラム名RS_ABAP_DAEMON_TESTを入力します。
  4. セクション<ユーザー/サービス>に移動し、スケジュールボタンを押します。
  5. 次の画面で、アイコンバー(または)のアイコンSchedule Measurementを押してShift + F7、測定スケジュールを設定します。ダイアログウィンドウが開きます。
    1. トランザクションSMDAEMONにリストされているように、ABAPデーモンアプリケーションを実行しているユーザの名称を入力します。
    2. Anyフィールド<外部セッション><プロセスタイプ>、および<オブジェクトタイプ>を選択します。
    3. フィールド<MaximumScheduledMeasurements>に、値として入力します10
  6. [測定のスケジュール]ボタンを押して、構成を保存します。

SATトレースファイルを評価する

  1. トランザクションSATの入力画面に戻り、タブ評価を選択します。
  2. ここでは、トランザクションSMDAEMONにもリストされている実行中のABAPデーモンのファイルを見つけることができます。

    結果一覧には、ABAPデーモンクライアント部分(CL_ABAP_DAEMON_CLIENT)、サーバー部分(CL_ABAP_DAEMON_SERVER)、およびアプリケーション部分(CL_AD_EXT_SIMPLE_DAEMON)の結果を含むさまざまなファイルがあります。

  3. 対応する行をダブルクリックして、トレース結果の詳細を表示します。

ABAPランタイム分析の詳細については、以下を参照してください。

ランタイム分析