SAP資格は転職に役立つ
SAP資格は転職に役立つというイメージも大きいのではないでしょうか?
SAP業界自体が給与体系がかなり良く、転職する際も給料が上がりやすくもあると思います。
そんなSAP資格ですが、一般的な資格のイメージとは少し違いがありますので解説していきます。
TOEICや情報処理資格のような資格はスキルを証明する資格ですよね。
もちろんSAPの資格も取得すると転職の際にある程度知識があることの証明にはなります。
ただ、技術の分野ですのでこうした資格は実務で使える知識とは遠いものがあります。
転職の際は資格ではなく実務経験がかなり重要な指標になってきます。
SAP資格は転職だけのものではない
SAP資格は転職だけに役立つものではありません。
従業員としては転職のために取っておきたいのは気持ちとしてはあります。
ただ、どちらかというと必要にかられてSAPの資格は取るイメージです。
SAP資格は受験するだけでも5万以上かかってきます。
合格に近づけるためにはSAPのトレーニングも受けるかと思います。
トレーニングにも30万程度かかってきます。
そうした金額をかけて取るためにはパートナー認定やプロジェクト参画に必要だからなのですね。
これがないと取れない企業として案件に影響して来ますので、企業としても必死です。
企業パートナー認定には一定の取得数が必要
SAPだけでなくAzureやAWSなど様々な部分でパートナー認定は存在します。
パートナーは信頼できる企業の証ですね。
パートナー認定にはいくつか必要事項があります。
実績ももちろん必要なのですが、SAP資格の取得も必要になります。
例えば、AzureでHANAのアライアンス認定が合ったとします。
azureでのHANAの導入実績はもちろんなのですが、azureの資格やHANAの資格も必要になってきます。
プロフェッショナルがいる企業が実績も豊富であるとパートナーに選ばれるのですね。
プロジェクト参画にもSAP資格が必要になるケースも
プロジェクト参画にもSAP資格が必要になるケースはあります。
SAPのアライアンスだけでなく、カスタマイズできるテイラードデータセンター統合(TDI)の形式も増えてきました。
TDI形式はいくつか制約事項があります。
いくらカスタマイズできるとはいえ、SAPとしても製品の品質は担保しておきたいですからね。
品質維持のために例えば本稼働のHANAなど製品のインストールはHANAの資格者にしか任せておりません。
開発機や検証機などは資格がなくても大丈夫です。
実際に稼働するときにGo-liveチェックを受けることになりますが、受けるにあたってHANAの資格が必要になります。