SAPシステムログ関連のトランザクションコード一覧
以下は、システムログ関連のトランザクションコード一覧です。
この記事ではトランザクションコード別に解説もしていきます。
トランザクションコード | システムログの種類 | 機能/用途 |
---|---|---|
SLG1 | アプリケーションログ | ログ照会、照会 |
SM18 | – | アクティビティグループの編集、カスタマイジング |
SM19 | – | セキュリティ監査ログの設定、カスタマイジング |
SM20 | セキュリティ監査ログ | 分析、照会 |
SM21 | システムログ | 照会 |
SM37 | – | バックグラウンドジョブ概要、バックグラウンドジョブの実行結果確認 |
SM50 | – | プロセスの表示、システム内のプロセスの表示 |
SM51 | – | インスタンスの表示、システム内のインスタンスの表示 |
SM58 | – | tRFC/qRFCモニター、tRFC/qRFCの設定を行う |
SM66 | – | ワークプロセスの表示、システム内のワークプロセスの表示 |
ST01 | – | システムトレース、照会 |
ST05 | – | SQLトレース、指定したプログラム内のSQLをトレース |
ST22 | – | ABAPランタイムエラーの照会、ABAPランタイムエラーの照会 |
STMS | – | 移送管理システム、開発機で作成した移送依頼を検証環境、本番環境に移送 |
SU01 | – | ユーザ管理、ユーザIDの作成、更新、削除 |
SU01D | – | ユーザ照会、ユーザIDの照会 |
これらのトランザクションコードを使用することで、システムログに関する情報を照会し、分析することができます。
SAPシステムログ関連トランザクションコード別の特徴解説
SLG1
SLG1は、アプリケーションログを照会するためのトランザクションコードです。アプリケーションログには、システムやアプリケーションで発生したイベントやエラーに関する情報が記録されています。これには、特定のトランザクションの実行、システムメッセージ、カスタムメッセージなどが含まれます。SLG1を使用してアプリケーションログを参照するには、以下の手順に従います。
- トランザクションコードSLG1を入力し、実行します。
- 表示されるダイアログで、必要な検索条件(ログオブジェクト、ログサブオブジェクト、期間など)を入力します。
- ログを表示するために「表示」ボタンをクリックします。
ログの分析方法は、表示されたログエントリを詳細に確認し、必要に応じてフィルタリングやソートを行うことで行われます。また、ログエントリに含まれる情報を使用して、システムの動作や問題の原因を特定することができます。以上の手順に従うことで、SLG1を使用してアプリケーションログを参照し、分析することができます。
SM18
トランザクションコード: SM18は、アクティビティグループの編集を行うためのトランザクションコードです。アクティビティグループは、システム内の複数のアクティビティをグループ化し、それらのアクティビティの状態や進行状況を監視するためのものです。SM18を使用してアクティビティグループを参照するには、以下の手順に従います。
- トランザクションコードSM18を入力し、実行します。
- 表示されるダイアログで、必要な検索条件(グループ名、グループID、期間など)を入力します。
- アクティビティグループを表示するために「表示」ボタンをクリックします。
アクティビティグループの分析方法は、表示されたアクティビティグループの状態や進行状況を確認し、必要に応じてフィルタリングやソートを行うことで行われます。また、アクティビティグループに含まれる情報を使用して、システムの動作や問題の原因を特定することができます。以上の手順に従うことで、SM18を使用してアクティビティグループを参照し、分析することができます。
SM19
トランザクションコード: SM19は、セキュリティ監査ログの設定を行うためのトランザクションコードです。セキュリティ監査ログは、システム内のユーザやシステムの動作に関する情報を記録し、セキュリティ監査や脆弱性の検出に役立ちます。SM19を使用してセキュリティ監査ログを参照するには、以下の手順に従います。
- トランザクションコードSM19を入力し、実行します。
- 表示されるダイアログで、必要な検索条件(ユーザID、ログオブジェクト、期間など)を入力します。
- セキュリティ監査ログを表示するために「表示」ボタンをクリックします。
セキュリティ監査ログの分析方法は、表示されたログエントリを詳細に確認し、必要に応じてフィルタリングやソートを行うことで行われます。また、ログエントリに含まれる情報を使用して、システムの動作や問題の原因を特定することができます。以上の手順に従うことで、SM19を使用してセキュリティ監査ログを参照し、分析することができます。
SM20
トランザクションコード: SM20は、セキュリティ監査ログの分析を行うためのトランザクションコードです。セキュリティ監査ログは、システム内のユーザやシステムの動作に関する情報を記録し、セキュリティ監査や脆弱性の検出に役立ちます。SM20を使用してセキュリティ監査ログを参照するには、以下の手順に従います。
- トランザクションコードSM20を入力し、実行します。
- 表示されるダイアログで、必要な検索条件(ユーザID、ログオブジェクト、期間など)を入力します。
- セキュリティ監査ログを表示するために「表示」ボタンをクリックします。
セキュリティ監査ログの分析方法は、表示されたログエントリを詳細に確認し、必要に応じてフィルタリングやソートを行うことで行われます。また、ログエントリに含まれる情報を使用して、システムの動作や問題の原因を特定することができます。以上の手順に従うことで、SM20を使用してセキュリティ監査ログを参照し、分析することができます。
SM21
トランザクションコード: SM21は、システムログの確認を行うためのトランザクションコードです。システムログには、通信時のエラー、セッションエラー、ABAP実行時エラーなどが時間・クライアント・ユーザ共に記録されており、それらを参照することができます。SM21を使用してシステムログを参照するには、以下の手順に従います。
- トランザクションコードSM21を入力し、実行します。
- 表示されるダイアログで、必要な検索条件(ログオブジェクト、ログサブオブジェクト、期間など)を入力します。
- システムログを表示するために「表示」ボタンをクリックします。
システムログの分析方法は、表示されたログエントリを詳細に確認し、必要に応じてフィルタリングやソートを行うことで行われます。また、ログエントリに含まれる情報を使用して、システムの動作や問題の原因を特定することができます。以上の手順に従うことで、SM21を使用してシステムログを参照し、分析することができます。
SM37
トランザクションコード: SM37は、バックグラウンドジョブの実行結果を確認するためのトランザクションコードです。バックグラウンドジョブは、システム内で実行される長時間のジョブで、その実行結果を確認することが重要です。SM37を使用してバックグラウンドジョブの実行結果を参照するには、以下の手順に従います。
- トランザクションコードSM37を入力し、実行します。
- 表示されるダイアログで、必要な検索条件(ジョブID、ジョブ名、期間など)を入力します。
- バックグラウンドジョブの実行結果を表示するために「表示」ボタンをクリックします。
バックグラウンドジョブの実行結果の分析方法は、表示された結果を詳細に確認し、必要に応じてフィルタリングやソートを行うことで行われます。また、結果に含まれる情報を使用して、ジョブの進行状況やエラーを特定することができます。以上の手順に従うことで、SM37を使用してバックグラウンドジョブの実行結果を参照し、分析することができます。
SM50
SAP トランザクション コード SM50 は作業プロセスの概要を提供し、ユーザーが SAP システム内の作業プロセスを監視および管理できるようにします。
SM50 ディスプレイには、ワークプロセス番号、サーバー名、CPU 時間、ステータスなどの情報が表示されます。
ユーザーはこの情報を解釈して、作業プロセスのステータスを分析し、問題を特定できます。
ログは、トランザクション コード SM50 を使用して SAP システム経由で参照できます。
ログを分析するために、ユーザーは時間枠、ユーザー、トランザクション コード、プロセス タイプ、問題クラスなどの基準を考慮できます。
SM51
トランザクションコードSM51は、SAPシステムにおけるアクティブなアプリケーションサーバーの一覧を表示するためのものです。
SM51を使用すると、SAPメッセージサーバーに登録されているアクティブなアプリケーションサーバーの一覧やその状態、ユーザー、およびワークプロセスを管理および表示することができます