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SAP過去問 (SAP Exam)

SLES Linux環境でSAPをインストールするなら知っておきたいOS設定

SAP豆知識

SAP向けSLES LinuxのツールでできるOS設定

sapconfでOS設定

sapconfと呼ばれるSLES linuxでSAP向けにOS設定をできるツールがあります。


使用できるならばsapconfをインストールして使いましょう。


インストールはzypeer install sapconfすることができます。


sapconfの詳細説明はこちらも参照してくださいね。

 

https://sapnavi.com/sapconf/

saptuneでSAP ノート適用

続いてはsaptuneです。こちらはSAPのノート適用する際に使われるツールです。


こちらもzypper saptuneでインストールして使用することができます。


ノートには下記のように書かれていたので、インスールできない場合もあります。

 

Saptune is available in SLES for SAP Applications 12 (SP1 and higher) and SLES for SAP Applications 15 (all Service Packs).


いわゆるSAP関連の製品でないとインストールできないみたいです。


余談ですがリポジトリ参照やパッケージをインスールすれば出来るかなと思い確認中です。


私の構築環境はアライアンスでないSLES LinuxにSAP HANAをインストールしようとしていたので少し難しそうです。


おそらく導入できても、サポート対象から外れる可能性もあります…

saptuneはあくまで作業を簡易的にするツールなのでマニュアル設定もすることができます。

 

https://sapnavi.com/saptune/

 

SAP向けSLES LinuxマニュアルOS設定

Kernel variables (/proc/sys)

カーネル変数を設定していきます。


全てのカーネル変数は/proc/sysを参照しています。


再起動するとすべて変数が飛んでしまうので/etc/sysctl.d/に設定ファイルを作りましょう。


そうすることで再起動しても恒久的に設定が維持されます。

 

sysfs

続いてはsysfsの設定です。

sysfsはカーネルによって提供されている仮想ファイルシステムです。


こちらも必要に応じて設定して下さい。


systemdサービスに自分自身の設定を書くと良いです。

 

Boot parameters

パラメータは起動時に適用されるのものがあります。


そこでbootloader設定にパラメータ設定を書き込む必要もあります。

SLESの比較的新しいバージョンでは以下の手順で設定を書き込めます。

On SLES 12/15:

  1. Open /etc/default/grub with  an editor
  2. Append the values to GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT
  3. Rewrite the boot loader: ‘grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg’

 

 

User Limits

ユーザ制限をするさいに必要な設定です。

/etc/security/limits.confに制限内容を書き込んでいきます。


設定変更したあとはログアウトすることで反映されるようです。

 

詳細情報はこちらからご確認下さい。

https://www.suse.com/documentation/sles-15/singlehtml/book_security/book_security.html#sec.pam.struc.pamlimits

 

System daemons

システムデーモンはSAPアプリを実行するにあたって必要な機能を提供しています。

なにかソフトウェアをzypperやYaSTで使うようにするにはこのデーモンを起動させる必要があります。

 

 

https://www.suse.com/documentation/sles-15/book_sle_admin/data/sec_zypper.html

 

Shared Memory Filesystem

共有メモリはtmpfsとして/dev/shmへマウントされています。

df -h /dev/shmのコマンドで現在のサイズが確認できます。

サイズを変更するならば、マウントし直す必要があるので注意です。


値を設定するための設定ファイルはないためスクリプトで値を設定してあげる必要があります。


手順としては以下の手順になります。

SLES 15:

Create /etc/init.d/boot.local, make it executable. It should contain:

#!/bin/bash
mount -o remount,size=<new size>[k|M|G] /dev/shm
                   




SLES設定に関してかいつまんで書きました。

詳細はSAP ノートをご覧ください。


ノートの下にHANA向けの新たな設定などシチュエーションに応じた設定方法も参照リンクとして載せられています。

 

 

https://launchpad.support.sap.com/#/notes/1275776
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