ログイン試行の失敗回数が多すぎますとは
パスワード入力ミスによってエラーが起きる
ログイン試行の失敗回数が多すぎますのエラーは構築中のシステムではよく起きるエラーです。
構築中のシステムではシステムユーザのパスワード入力ミスによっておきます。
このエラーが出た際はまずパスワードの入力ミスを疑いましょう。
まずは一般的なエラーの対応について解説します。
後ほど移送のSTMSで表示されるエラーについて解説しますね。
ログイン試行の失敗回数が多すぎますエラー解消にはユーザアンロックが必要
エラーを解消するためにはユーザのアンロックが必要になります。
トランザクションSU01からユーザのアンロックをしましょう。
場合によってはパスワードの初期化する必要のも良いでしょう。
エンドユーザの場合はシステム管理者へ連絡が必要
エンドユーザさんの場合は自分でユーザのアンロックやパスワード初期化することができません。
そのため、エンドユーザさんの場合はSAPシステム管理のベーシスやインフラチームにアンロック依頼をしましょう。
パスワードログオン試行の失敗回数が表示されるのは大丈夫?
ログインできれば問題なし
SAPシステムへログインする際に下記の文言が表示されるときがあります。
>パスワードログオン試行の失敗回数: 1 (テキスト (長) を参照)
これはログイン成功するまでにパスワードミスした回数が表示されているだけで問題ないです。
ログインできていれば、システム管理者への相談も不要です。
Password logon no longer possible – too many failed attemptsがSTMSで表示された場合
トランザクションSTMSでトランスポートツールのチェックを行うときやアラートビューアをチェックするときに以下のエラーが発生する場合があります。
>Password logon no longer possible – too many failed attempts
日本語では試行の失敗回数が多すぎますと表示されていると思います。
too many failed attemptsエラーの原因
ドメイン内の1つ以上のシステムのトランザクションSU01またはRFC(TMSADM@*)で、ユーザーTMSADMのパスワードが間違っていることによっておきます。
too many failed attemptsエラーの対処法
- KBA 2493023で言及されているSAPノートがランドスケープのすべてのシステムで適用されていることを確認してください。
- KBA 1568362に添付されているZTMSADMCHECKレポートは、ドメインコントローラでレポートTMS_UPDATE_PWD_OF_TMSADMを実行する前に、トランスポートドメイン内の各システムのクライアント000で実行することができます。
これによって、TMS_UPDATE_PWD_OF_TMSADMを実行する前に、TMSADMに関する問題を特定することができます - TMS_UPDATE_PWD_OF_TMSADMをクライアント000のドメインコントローラーで実行します。
その後、ドメイン全体のTMSADMパスワードを変更し、個々のシステムのパスワードルールを反映させる必要があります。
これにより、SU01とRFCが更新されます。このレポートの詳細については、Changing the TMSADM passwordを確認してください。